2010年11月05日

くろいぬパレード「姉の恋」を観ました!

おとつい、劇団くろいぬパレードの新作「姉の恋」を観てきました。

くろいぬパレードの芝居に出会ったのは、もう10年以上も前。温かで、笑って泣かせてくれる作風に惹かれて、ずうっと観続けています。

くろいぬは他の多くの小劇場と同じく、大学生のサークルから生まれた劇団。実は私も大学で演劇部だったこともあり、なんとなく親近感を勝手に抱いています。

私は途中でやめちゃったけど、くろいぬの子たちはずーっとやってるんだな〜、すごいな〜って。

で、コツコツ頑張ってきたくろいぬに今回なんと!
す、すすす、すっごい客演さんが〜っ!

それは、ワハハ本舗の柴田理恵さん!
す、すすす、すっげー!!
柴田さんと言えば、テレビで顔を見ない日はないくらい、すっごい売れっこなのに!!!

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2008年04月29日

明治座 NEO時代劇『HAKANA』を観ました☆

いつも小劇場の芝居を観ることの多い私ですが、時には大きな舞台も観ないとなあと思っていたら、明治座に行く機会を得ました。

演目は横内謙介作のNEO時代劇『HAKANA』。
儚いと書いて「はかな」という女の子が主人公の物語。鬼あり神様ありのファンタジーでした。

横内作品は20年以上前に「夜想曲」を観て以来。
とても好きな脚本でしたが、なぜか今までご縁がありませんでした。

今回の作品では、モーニング娘。を抜けた藤本美貴ちゃんが主役なんですけどね、脇役の住谷正樹ことレイザーラモンHGが予想外にすばらしかったです。

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2008年01月19日

ソードアート 「かむゐ」にやられちまった夜


カムイ昨日、いそうろうちゃんと一緒に舞台を見てきました。

剱伎衆かむゐ10周年記念公演 ”閃”

いそうろうちゃんの映画に出てくれた、川守田マサモリさんという役者さんが出てるから、ってことで行ってきたんですが。

日頃、私が見に行く芝居って、こう。。始まり方が同じというか、一定の様式があるんですよね。
客席についておしゃべりしてるでしょ。客席には小さな音でBGMなんか流れてて(これを舞台用語で「客入れの音楽」といいます)、で、劇団の新人さんっぽいひとが芝居の始まる5分くらい前に、おずおずと出てきて「携帯電話の電源を切ってください」とか「お手洗いは今のうちにおすませください」とか言ってくれて。
で、始まる直前にすーっとBGMが大音響になり、客席の照明が落ちて暗闇と音楽にすっぽりと包まれ、次の瞬間にぱっと明かりがついて舞台が始まる、って感じなのですが。

昨日はそういう始まりの様式は一切なし、普通に客席で待ってたら、一瞬で照明が落ちると同時に緞帳が上がり、バン!と始まりました。

しかもいきなり群衆シーン。全員が刀を持ち、斬り合いです。
うわっ!
と圧倒されました。



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2006年11月04日

ディープ・インパクトの悲しみ

10月末、楽しみにしていたザ・ニュースペーパーのマンスリーライブに行ってきました。
ニュースペーパーのマンスリーライブは、その月の終わりにその月にあった出来事をコントにして見せてくれるので、その月のおさらいというか、ああ、10月はこんな出来事があったのね、と胸に刻むことができます。

新庄ひきいる日ハムの優勝や、北朝鮮の核実験など、大きな出来事が目立つ10月のライブで、私のこころにひときわ響いたのは、ディープ・インパクトのドーピングでした。

私より10歳くらい年上の役者さんが、馬の着ぐるみで登場、
「ヒヒーン、ブルブルブル。。、こんばんは、ぼくはディープ・インパクト」
と、ちょっと舌足らずなかわいいしゃべり方で自己紹介するや、場内は爆笑。

そして、コンコン、と咳をしました。



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2006年08月31日

今日も昨日も芝居見物!

昨日、仕事帰りに新宿で舞台を観てきました。

ザ・ニュースペーパー
マンスリー・ライブ

政治や新聞ネタのコントと歌のライブ。
はじめて観ましたが、面白かったあ!
歌舞伎町のライブ会場はぎゅうぎゅうで、すごい熱気でした。

小泉首相と安倍官房長官のコントとか、消えた冥王星の叫びとか、もう、ずうっと笑いっぱなし。
また行こう!と思いました。

そして、今日も別の舞台を観に行きます。


プンプンスプーン
「中途半端な月の色」

私の大事な友達・いそうろうちゃんが脚本を書きました。
演出はくろいぬパレードのイケタニマサオ氏。

ああ、楽しみ!


アミカル
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2006年07月18日

別れに芝居で宴会を。

大学時代、私は演劇部にいました。

卒業して、私は芝居を辞めたのですが、ひとりだけ、今だにやり続けている仲間がいました。

仲間、というのも実はおこがましい感じがします。
彼、M尾さんは私が入部したとき三回生で部長で演出で、つまり神にも等しい存在だったからです。

M尾さんは福岡の大学を卒業するなり、就職せずに上京し、東京で芝居を始めました。
彼はひとを集める魅力がありました。
新しい仲間が自然に集まって、劇団ができました。

M尾さんが上京してから2年後、M尾さんを追って、K太郎という、私の運命の相手も上京しました。
(K太郎とは恋人ではなかったんですけどね)

大学卒業後、私は4年、福岡で働き、全く別の理由で上京しました。
相談したわけでもなんでもないのに、M尾もK太郎も私も、頑張れば歩ける距離にアパートを借りていました。


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2006年07月15日

くろいぬパレード「ホームドラマ」を観ました☆

今週の木曜日、劇団くろいぬパレードの最新作「ホームドラマ」を観ました。

1ヶ月くらい前かな、ご案内の葉書をもらってタイトルを観たとき、申し訳ないんだけど、あ、またか。。って思っちゃいました。
くろいぬパレードは家族ものが得意で、よくやるんですよ。過去にもくろいぬの家族ものは何本も観ていたので、ああ、今度もそれね。と。

観る前からなんだかわかった気になっちゃったりしていたのですが、見始めて10分くらいして、あれ、まてよ、と思いました。

家庭は家庭でも、今回の作品は15年ほど前のバブル期を舞台に、バブル期に暗躍し、日本のバブルを崩壊させたある特定の人物の家庭を描いた作品でした。
うんと近い過去なんですけど、時代小説の雰囲気もあり、びっくりするくらい面白かったです。


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2006年03月26日

「キラの森」を観ました!


きら























楽しみにしていた舞台「キラの森」を観てきました。
フラワーライブでお世話になった、しずくまち♭のナカヤマカズコさんの作・演出・出演ということで、これは行かねば!と思っていたのですが。。

つい、四日ほど前のこと。
地下鉄を降りようと席を立った私は
「えええー!」と喚声を上げそうになりました。
なんと、同じ車両にナカヤマさんが!
私は座って本を読んでたので気づかなかったのですが、ずっと横に立っておられたらしく。。

いや〜
びっくりしました!
広い東京、こんなこともあるんですね〜


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2006年01月30日

フラワー・ライブに感激!

昨日とおとつい、楽しみにしていたフラワー・ライブに行ってきました。

アーティスティックなお花屋さんにしつらえたライブ会場に一歩足を踏み入れた瞬間、私は不思議な浮遊間を覚えました。

お花や、お花の絵や、お花のオブジェ、かわいらしいフェルトの人形、そして私のチューリップ柄の箱。
劇場という場所は、いつも日常から私を解き放ってくれますが、いつもよりずっと居心地がいい。

しばらくして気づきました。

あ、空気が違うんだ、と。

いつも行き慣れている劇場は、いつもちょっとほこりっぽかったり、冷たい壁の匂いがしたりするのですね。
でも、お花屋さんの会場は、植物だらけ。
だからほのかにいい香りがして、しかも、酸素が濃い感じ。

なんだろう。。
まだ何も始まっていないのに、もう、花の物語に包まれているかのような、心地よさでした。

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2005年06月01日

六本木のおかまショー

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一週間ほど前、大好きな「うらなか書房」の堤花代さんと六本木のニューハーフのショーを見に行ってきました。
超有名な、「金魚」です。

ショーは撮影禁止なので、お店の外観とショーが始まる前の店内の様子しか撮ることはできませんでした。


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2004年12月26日

遅咲きカンパニー 『こころゆくまで』を観ました!

今日、銀座のみゆき館劇場でめちゃくちゃ面白いお芝居を観てきました。

タイトル 『こころゆくまで』
 作    門肇
演  出  但馬宇依
出  演  嶋田豪 吉家

『こころゆくまで』は日本劇作家協会優秀新人戯曲賞を取った作品で、既にあちこちで上演されている名作だそうです。出演者は男二人だけの、ふたり芝居。

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2004年12月17日

くろいぬパレード 『離婚のゆ』を観ました!

おとつい、くろいぬパレードっていう、人気劇団の芝居を観てきました。

作・演出:イケタニマサオ
脚本協力:池谷ともこ

キャスト:中村真知子 岩渕敏司 高山和之 前田宏 小松一郎 原朋之 
     長谷川恵一郎 島崎裕気 今井峰子 里麻衣子 柳井洋子 加三修


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2004年12月03日

ACHITION!の『Room Service 50X』を観ました

しばらくぶりで芝居を観てきました。アチション!っていう、とっても面白い劇団です。

タイトル:『Room Service 50X』
作演出:アチョ砂鉄
キャスト:青池光芳 富岡利佳子 森久利 高頭京子 まえぞのまいこ 畠山史 
     鈴木光彦 沼袋高 大熊真由子 斎藤了介 谷合理恵子 
     田中英徳 逢澤純代 


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2004年10月24日

祭りのあと

いそうろうちゃんのお芝居に行ってきました。楽日です。金曜にも行ったけど、今日の方が面白かった。いろいろ心配しましたが、面白くできてほんとによかったと思いました。

今回、いそうろうちゃんは日常に潜む狂気みたいなものを描きました。ある男が三年前、突然姿を消して、消えてる間に人生に失敗して狂ってしまって、精神病院に入院し、なのに突然、ふらっと戻ってくる。。っていう話です。


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2004年10月17日

胎内

昨日、新国立劇場で芝居を観てきました。
『胎内』 作:三好十郎 演出:栗山民也 出演:秋山菜津子、千葉哲也、壇臣幸

昭和22年。終戦の2年後の話です。三好十郎さんは1902年の生まれなので、終戦の時は40代。戦前も戦中も戦後も体験した人です。その人が書いた戦争の傷というものに、興味がありました。

舞台は戦争中に掘られた防空壕。測量も設計もろくにせず、めくらめっぽうに掘られた穴、という設定でした。
戦争は終わっても穴は残る。
その穴に、収賄に手を染めた闇屋の男と元ダンサーの女が逃げてくるところから物語りは始まります。
そこには既に、ある男が住んでいました。
上官の命令で無我夢中にその穴を掘った、元兵隊が。

この元兵隊役の壇臣幸さんという俳優さんのことを、私は十六年ほど前からずっと好きでした。一番好きな俳優は誰かと問われたら、まっさきに浮かぶのが壇臣幸さんです。

まあ、顔も声も体つきも好み、ということで好きになったのですが、やっぱ表現力が、すごい。
言わない言葉の力、出さない表情の奥。そんなものを感じさせる役者さんです。
私が一番最初に好きになった劇団がガジラ、という劇団だったのですが、初期の頃、ずっと主役をはっていたのが壇さん。その後看板となったのが、今回共演している千葉さんでした。

当時私はわざわざ福岡から、ガジラの芝居を観るためだけに東京に来ていました。
大好きだった。

たぶん、壇さんも千葉さんも私と同年代だと思うのです。30代のどんづまりから40代頭くらい。
つまり、もう若くないけど、老人でもない。
千葉さんは16年前と同じように、生き生きした目をして肌にも艶があった。でも、あんなにふさふさだった髪が薄くなってました。
もしかしたら私と同じように、生きることに焦りを感じているのではないか、と思います。
たぶん、作者の三好さんも。

昨日の芝居は、防空壕の入り口が塞がれ、3人の男女が死んでいく話でした。死んでいく過程が描かれているのですけど、それは生まれ変わりの瞬間にも見えた。
だから、胎内。

30年と5日と、どう違うんだ?
別にここに閉じ込められなくったって、30年もたてばみんないなくなるんだ。

元兵隊は言いました。

人間は死なない。未来永劫に生き続ける。
それが人間だ。

元兵隊と女が死んだ瞬間に、舞台は暗闇と静寂に包まれました。
・・・・私も一緒に死んだ気がしました。
悲しいけど、ちょっとほっとした。つらい夢から覚める瞬間のよう。
それは懐かしい暗闇でした。
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2004年10月13日

本番七日前!

おとつい、いそうろうちゃんこと池谷ともこさんの芝居の練習場に行ってきました。
いそうろうちゃんがどんなに苦労して、八人の役者と格闘しているかと思って。
あと、この頃のいそうろうちゃんからのメール、なんだか元気がないんですね。なので、私は何にもできないけど、それでもちっと行かにゃあ、という思いもあって、行ってきました。

その日の練習は終盤のクライマックスからラストまで。何度も何度も、同じシーンを繰り返してました。一回通してやって、いそうろうちゃんがアドバイス。そしてまたやってみる。。

しかし、なんかいそうろうちゃんが普通と違う。いつものシャープさがない。一生懸命、やってほしいことを伝えたいのに、うまく言えてない。役者の子も、首とかひねって、演出の言葉がからだにしみていく充実感が見えない。
うーん、これは。。。と私はずっと考えていました。

いそうろうちゃんは自分の劇団を持ってないんですね。今回の役者さんたちは、よその劇団とかプロダクション?に所属している人たちです。いろんな所のひとたちにお願いするのはいつものことなんですけど、今回は人数が多いので、始まる前段階で既に、いろいろ苦労があったみたいです。

当たり前のことですが、単なる友達どうしと違い、演出と役者ですから、言いにくいこともいっぱい言わなきゃなりません。
真剣な表現の場では、すごくきついことも要求しないといけないのです。でも、みんながみんな旧知の仲ってわけじゃないので、人間関係ができてないことだってあるだろうし、本来所属する劇団の座長さんとかへの、遠慮だってあるかもしれない。それに人数が多い分、バランスだって大事です。ひとりにばかりかまけていたら、他の役者さんがぼーっとしてしまう、それが続けば不満にもつながってしまう。。

いそうろうちゃんはしきりにフリスクを食べています。ペパーミントのやつ。あれ、喉がすーっとするんですよね。
よく食べるって言ってたけど、一緒に住んでたときはそんなにしょっちゅう食べてたような記憶はありません。
でも、今日は気がつくと、食べている。。
喉に違和感でもあるのかしら。。。

は!と私は思いました。

いそうろうちゃん、もしかして言えないから、喉までおかしくなったの?

いそうろうちゃんは道楽で芝居をやってるんじゃありません。いやむしろ道楽なら、もっと気楽に言えるのかもしれない。

いそうろうちゃんの芝居はニュアンス命。
ほんの少しの間とか、目線とか、ちょっとした微笑みとかで、綱渡りのように始まりからラストまでテーマを運んでいく作風です。
演るほうも演らせるほうも、そして観るほうも、感性全開でないと楽しめません。

脚本も微妙なら、演出も微妙。
だから完成するまで、そのニュアンスを知っているのはいそうろうちゃんひとりなのです。

演出は孤独。まして作演出ならなおのこと、誰も助けてくれないし、誰の目もあてにはできない。
それに思い通りに作れたって、それがいいものになるかどうか、ほんとに不安だと思います。

こりゃあ、具合も悪くなるわ。。と私は思いました。そして。

練習が始まる前、主役級の役者さんが首の付け根が痛いと言って、随分長いことマッサージを受けていたのを、ふと思い出しました。
彼は、自分はあんまりからだが凝ったりする方じゃないのに、と言っていました。そして痛がっていたのは、肩から、首の後ろにかけて。そう、ちょうど喉の裏あたり。

ああ、この人も、喉。

とんちんかんなことを勝手に思っているのかもしれないけれど、なんだか、役者さんたちの苦しさがほんの少し、覗けたような気がしました。

そしたらなぜか、希望が湧いてきました。
これは産みの苦しみのような気がします。
演出も役者のみんなも、苦しんでいるのだったら、きっとその苦しみに応じた作品が生まれるはずだと。

芝居はやる方にとっては真剣なものだと思います。でも、観る方にとっては道楽です。七日後、私は最高の道楽を楽しめるんでしょうか? それを確かめるのもまた、道楽です。

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2004年10月12日

私の下北沢シュワッチ

昨日、下北沢のカフェでお芝居を見てきました。すごーい面白い企画で、普通のカフェの真ん中で芝居をやるんです。で、お客さんは普通にテーブルについて、お茶とかビールとかご飯とか煙草とか、普通に飲んだり食べたりふかしたりしながら、芝居を見る。
うん、ちょうど隣の席の会話を盗み聞きするみたいに。

構成も面白いんです。三つの劇団のオムニバス形式になっていて、出演者たちが座るのは中央のふたつのテーブルなんですけど、そこにかわるがわる、出演者たちがやってきて、ひとつの物語が終わると、また次の物語がはじまる、という趣向。しかしまるきり関係のない芝居をやるんじゃなくて、失恋と旅という、同じ材料を使うことで、見ている人間の中で三つの物語が繋がっていく。

しかし、やるほうはキツイだろうなあ、と思いました。三つ連続してやるわけだから、当然比べられちゃうし。
競演したのは、くろいぬパレード、ブラジル、クルルカン。

私はくろいぬパレード目当てで行ったのですが、ブラジルもクルルカンもすっごい面白かった。

ブラジルはごく普通の子たちの物語。失恋した仲間どうしで傷心旅行に行こうという話です。恋と友情の間を行き来しながら、器用に見えて実はものすごく不器用に生きている今の子たちが描かれていました。軽い、くすくす系の笑いで、すっと心に入ってくる。そして最後にずん、と突っ込む。うまいです。

クルルカンはイマドキのお洒落な子たちの話でした。ストーカーふたりにつきまとわれる女の子が、ふたりともふっちゃう話。ほんとはちょっぴり怖いし切ない話なのに、ドカドカ笑わせてくれました。みんなひとりぼっちで救いなんかどこにもない。。なのにお客さんはみんな笑ってる。もちろん私も。来ましたねえ。。すごく。

そしてくろいぬパレード。
生き別れた双子が偶然、同じ日に同じカフェで同じように別れ話をしている、という話。双子役の女優さんがぴったり声を合わせて台詞を喋ったり、シンメトリーな構成が見事でした。
カフェの中のドラマという既に入れ子状態の構成の中に、もうひとつ、隣り合う二つのドラマを入れたことで、ちょっと目がくらむような、物語の連続を見たような気がします。

三つも芝居が見れてワンドリンクつきで2500円とは破格ではないでしょうか。申し訳ないからおつまみを頼んだり、ドリンクをお代わりして、おなかもこころも大満足の一日でした。

くろいぬパレードのHPはこちら

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2004年09月25日

創る、ということ

夕べ、いそうろうちゃんが来た。十月の芝居の練習の後、宣伝のちらしを持って。
せっかく来てくれたので、まあ飲むか、ってことになってふたりでビールを飲んだ。飲めば語る。語れば止まらない。結局、朝の五時半まで、語ってしまった。
私といそうろうちゃんは大の仲良しなんだけど、会うと長くなるのが欠点である。話題が尽きない。

いそうろうちゃんが芝居を打つのはこれで三本目。彼女の芝居はリアルで地味だ。でも笑えて泣けて、見終わった後にはさわやかな風が吹く。
前作はあまりに面白かったから、全日程観てしまった。友達大勢連れて。前作は私との生活をヒントに芝居を作ってくれたので、私にも特別な作品だった。

今回、いそうろうちゃんは新しいことに挑戦している。それは人数。八人という、彼女がいままで書いたことのない大人数の芝居だということ。
彼女は少人数の物語が得意で、ひとりひとりの物語を深く追求しながら、大枠の物語をシンクロさせて紡いでいくスタイルを取ってきた。
大人数だと全員分の物語を深める時間はない。必要ならいくらでも書き足せる小説と、時間的制約のある映画や芝居は違う。
そして人数が多いと見た目がぐっと賑やかになる。躍動感が増す。
芝居は瞬間瞬間が絵だと思う。人数が増えれば、いい悪いは別として絵が大きくなる。
たぶん、今回で彼女の創る絵が変わると思う。
いままで上質な葉書を描いてきた彼女が、ポスターを描く。そんな感じに。

でも私は彼女をそんなものだとは思ってないんだ。
いつか彼女は壁画を描く。葉書にこめた情熱と質をさらに高めて。
私は確信している。

いそうろうちゃんの新作はこちら
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