2013年05月03日

『貴婦人と一角獣』展に行ってきました☆

我が唯一の望み

今日はほんとうは映画に行こうと思っていたんですが、お目当ての映画館のある渋谷に着いた途端、なぜか気が変わり、地下鉄に乗り換えて乃木坂へ。

そして、国立新美術館の『貴婦人と一角獣』展に行ってきました☆

写真は絵ではなく、布。
糸を使って丹念に編まれた、巨大なタピスリーです。

ご覧のように、貴婦人と一角獣だけでなく、獅子も描かれているんですけどね。

真ん中に貴婦人、右手に獅子、左手に一角獣。
右は流れを作り出し、左は流れがからだに入ってくると何かで読みましたけれど、獅子と一角獣は貴婦人の陽と陰、ふたつの顔を表しているのかもしれない、なんて考えながら、作品を鑑賞してきました。





タピスリーは全部で6枚。
触覚、味覚、嗅覚、聴覚、視覚、そして、最後の一枚は何を描いているかは謎とされているそうです。
タピスリーの中の天幕に「我が唯一の望み」という文字があることから、第六感とか、愛とか、結婚とか諸説いろいろあるそうで。

どの作品も素晴らしいのですが、私は最初の『触覚』にドキッとしました。
一角獣の角を角を左手でぎゅっと掴んだまま、胸を張って前を見る貴婦人。
そして、こんな言葉が添えられていました。

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彼女は片ほうの手で、一角獣の角をつかんでいる。
その角が、もし悲しみであるならば、
悲しみとはこうも毅然としていられるものなのだろうか

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一角獣ってそもそも神秘的すぎると思います。
タピスリーが作られた時代は西暦1500年頃ですから、一角獣は想像上の動物というよりは、絶対にいると信じられていた聖なる獣。
非常に獰猛だけれども、処女の前では従順でおとなしくなる。
その角には毒を消してしまう力があると信じられていたとも、また、角は男性器の象徴であるとも言われているそうです。

そんな一角獣の角を、「悲しみ」とは。
なんて凄い表現。
毅然とした悲しみだなんて。。。
この文学的表現と美しいタピスリーの前で、私は動けなくなりました。

他にも美しい言葉がありました。

それは、ミルフルール。日本語で千華文様。まさに千の花をちりばめたような背景。
空想上の花ではなく、なでしこや、ジャスミン、ミントなどなど、本物の花を描いています。


会場を出たとき、私は感動しすぎてフラフラ。。。

いや〜
久しぶりに、会期中にまた行きたい!と思える展覧会でした。
7月までやっているから、絶対また行こうと思っています。

posted by kanaliyahouse at 22:04| Comment(2) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わぁぁ…素敵!
私も見たいなぁ…と検索してみたら、東京の後、大阪でも展覧会開かれるそう☆
大阪なら気軽に行ける距離なので、ぜひみてこようと思います。教えてくださってありがとうございました!
あっ!虹色ネイリスト、読みました♪キュンキュンしちゃいました(*^o^*)
Posted by pizzicato at 2013年05月06日 17:44
♪pizzicatoさん、コメントありがとうございます。

ううう、そ、そして、お買い上げありがとうございます!!!

拙い作品でお恥ずかしいんですが、キュンキュンしていただき、うれしいです〜!!

そうそう、この展覧会は大阪でもやるそうですね。是非本物をご堪能ください〜
離れていても、同じものを見られるなんて嬉しいですね!
Posted by kanaliya at 2013年05月06日 19:03
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