2007年09月05日

アズールとアルマール


アズールとアスマール

















今日、話題の映画 『アズールとアスマール』を観てきました。

監督は『キリクと魔女』のミッシェル・オスロ。
コート・ダジュール生まれ、アフリカ育ちのオスロ監督の色彩感覚は独特で、繊細にして鮮明。華麗にして精緻。
特に青の美しさは素晴らしいの一言で、コート・ダジュール生まれと聞いて、そうか〜!と納得。コート・ダジュールって、紺碧海岸ですものね。

そして、その青という意味のフランス語「アズール」と褐色の意味のアラビア語「アスマール」を並べたこの映画は、青い目の王子と黒い目の王子の物語。

映画は全編、フランス語とアラビア語で、日本語の字幕はフランス語のみ。アラビアはあえて訳さず、そのまんまなんですが、これはフランスや他の国での公開もそうしているらしい。

すっごい、面白い!




少年時代












フランス語のところは字幕が出るので意味がわかるんだけど、アラビア語のところはさっぱりわかんない。でも、言葉として明瞭にならないだけで、何を言ってるかはわかる。
言語化できなくっても、言葉より先に意味がわかる感触。
きっと、アフリカ育ちのフランス人、オスロ監督はフランス語とアラビア語の飛び交う中で少年時代を過ごし、こんな独特の世界観を持ったのかもしれないな〜なんて思いながら。


音楽












日本のコッテコテのストーリーアニメに慣れ過ぎてるひとには、ストーリーがシンプル過ぎて単純に感じるかもしれない。
けれど、映画が単なるストーリーの再生装置じゃないって知ってるひとにとっては、たまらない映画。

ストーリーの外、台詞の外の世界が大きくて奥行きがあって、豊かで。
昔、パラジャーノフの『ざくろの色』を観たときの興奮と似てるかもしれない。

この映画、ネットでもすごくほめられているし、好評につき上映期間も延びたみたいで、すっごく嬉しい。こういう映画が評価されてるっていうことが素晴らしいと思います。
『アズールとアスマール』を観たひととなら、どんなひととでも友達になれそう。そんな映画です。



妖精たち


posted by kanaliyahouse at 21:53| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
凄い!色がとっても綺麗!!
色の事を知り尽くした人が関わっているのですね。
本当に綺麗なぁ〜〜〜。。
Posted by ブウ at 2007年09月06日 00:47
♪ブウさん、コメントありがとうございます。

素敵でしょ〜
オスロ監督は日本に来たことがあって、北斎漫画に衝撃を受けたって、以前インタビューを読んだことがあります。

そのとき、日本の生け花教室にも通ってたんだって!
Posted by kanaliya at 2007年09月06日 10:23
kanaliyaさん、こんばんは。
この映画についてはまったく無知ですけど、ブウさんとまったく同じ感想で、この色彩の素晴らしさに目を見はります。
写真を眺めていると、なんだかただ事ではないような色の魔術にかかってしまったような気分です。
Posted by sekisindho at 2007年09月07日 00:04
♪sekisindhoさん、コメントありがとうございます。

そうなんです〜
ただ事じゃない美しさなんです〜

この映画は西洋文明とイスラム世界、ふたつの世界の物語でもあるのですけど、イスラム世界の華麗でゴージャスな色世界に、西洋世界の象徴であるアズールが真っ白い衣装で佇む絵は圧巻です。

ああ、白って、やっぱり特別な色だ。。と映画の途中、何度も思いました。
Posted by kanaliya at 2007年09月07日 08:52
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