2007年08月29日

派遣という生き方はもう古いのかもしれない

こないだ、小室淑恵さんの講演会に行ってきました。
小室淑恵さんは株式会社ワーク・ライフバランスの社長さん。
内閣府 仕事と生活の調和に関する専門調査会委員。

若干31歳で会社の社長、内閣府の委員。。
いったいどんなスーパーウーマンかと思ったら、美人でかわいくてお話が面白くて。。その上、去年生まれた1歳の男の子のお母さんでした。

小室さんのテーマは「仕事と生活のバランス」。まさに社名の通りなのですが、つまり、女性の出産育児休暇や介護やうつ病など、長期に仕事を休まなくてはならないひとの職場復帰のお手伝いをする仕事をしているそうです。

小室さんがどうして「仕事と生活のバランス」に関心を持つようになったかというと。

アメリカでの1年間の放浪生活での、ある出会いがきっかけになったそうで。。







アメリカで小室さんはベビーシッターをして、滞在費を稼いだそうなのですが、そのときの雇い主の方はスーザン(だったと思う)さんといいました。

スーザンは育児休暇を取っていたのですが、職場復帰をするとき、なんと昇進&昇給したそうなのです。

「育児休暇で休んでいたあなたが、どうして昇進&昇給できるの?」
小室さんが驚いて訊ねると、スーザンはさも当然そうに
「だって私、この休みの間に資格をふたつも取ったのよ」
と答えたそうです。

当時の日本は、まだまだ育児休暇の制度はあっても実際には取りづらく、女性は妊娠したら退職するのが普通でした。
運良く育児休暇を取れたとしても、前より偉くなって、給料も上がって戻るなんて考えられませんでした。

アメリカでは当たり前の事よ、というスーザンの言葉に、小室さんはガガガーンと衝撃を受けたそうです。

いや、当時に限らず、今だって、フルタイムで働いていると、仕事や会社のつきあいで忙殺されて、なかなか資格を取るとか、ブラッシュアップのために勉強をする、というのはやりづらいと思います。

それが、育児休暇の間はお子さんが寝てる間とか、ちょっとした時間にちょこちょこ勉強したりして、働いているときよりもずっと勉強しやすい。
長期の休暇を普段の仕事生活の中ではやりづらいことをするための有効な期間としてポジティブにとらえれば、すごいチャンスが眠っているのでは。

そんな風に思ったそうです。

でも、私は独身だし、42歳だし、結婚&出産は日増しに望み薄になってるから関係ないもんね〜
と思いかけたら。

介護。
それから、うつ病とか、その他自分自身の病気とか。
フルタイムでは働けないけど、仕事はどうしても続けなくては生きていけない。
そんなとき、どうするのか。

今までだと、パートタイマーとかで働くという選択肢しかなかったと思うのですけど、小室さんは違う、と言うんです。

正社員で、でもフルタイムで働けないひとのための働き方を、企業も模索している、と。
今までは会社でガンガン働けるひとだけが一線で活躍していたかもしれないけど、これからは、そんなことを言っていたら、誰も働けなくなる。


話を聞いているうち、私はワクワクしてきました。
これからは、男性も女性も、家に介護の必要なおじいちゃんやおばあちゃんがいる人も、小さな赤ちゃんがいるひとも、みんな仕事ができるようになる。

それは、きっといろんな立場のひとが、いろんな働き方を自由に選べる、素敵な社会のような気がするのです。

今は地域社会がなくなって、うちのアパートでは隣に住むひとの顔も知りません。
そんな社会にしてしまったのは、私たち大人で、だから責任を感じつつも、そんな社会に住むのは怖いし、未来に希望が持てなかった。

でも、会社が。
その分、もしも会社が優しくなってくれたら、どんなに安心だろうって、思いました。

私は今、派遣をしていて、次も派遣の仕事を探していました。

でも、もしかしたら、派遣じゃなくても、自由に私らしく生きる方法があるかもしれない。
そんな風に感じました。





posted by kanaliyahouse at 20:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 火星 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
企業が幸せになるためにはまず従業員が幸せでなければね。
人を大切にしないような会社は繁栄しないというのが私の持論です。
良い社会が訪れるといいですね。
Posted by げら at 2007年08月30日 21:49
♪げらさん、コメントありがとうございます。

今までは会社のために人が我慢してきた時代だと思います。
たとえば、夫を会社に専念させるために、妻が専業主婦で夫・こどもの面倒をみて、おじいちゃんやおばあちゃんの介護をしてきた。

会社がひとより偉かったのかもしれない、と思います。

でも、これからは違う。
そう思います。

大人のひとりとして、良い社会を若い世代に渡したいって思います。
Posted by kanaliya at 2007年08月30日 23:09
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