2007年04月15日

国立科学博物館「花展」で見た、最新香り事情

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昨日、上野の国立博物館に行ってきました。お目当ては「花展」
「太古の花から青いバラまで」という副題に惹かれてふらふらと出かけてきました。

お花の化石とか、巨大植物ラフレシアとか、珍しい展示と普通の見慣れたお花の展示のバランスがよく、いい展示だな〜と思っていたら。

PCM_07_04_14_0003.jpg硝子のカプセルを頭に被せられた、薔薇の香りの展示がありました。
ヘッドスペースガス法。。
最新の香り抽出法だそうです。
今回は香り中心の展覧会ではないので、香りのことは全く期待してなかったので、おお!と思いました。
「生花から生じた空気を液体窒素・ドライアイス・吸着剤を用いて濃縮捕集する」のだそうです

まるで薔薇の宇宙飛行士みたい。
それにしてもすごいなあ、生きたまんま香りが取れちゃうなんて。
科学ってすごいなあ〜



隣に従来の方法として、溶媒抽出法という方法も紹介してありました。これはアロマセラピーで伝統的に行われてきた方法です。花を溶媒に漬け込んで、香りを取る方法。
(一般的には溶剤抽出法と言いますが、国立科学博物館では溶媒抽出法と書いていました。)

どちらの方法にもサンプルの香りが用意されていたので、早速クンクン。
溶媒抽出法はさすがとってもよい香りです。薔薇の産地は書いていませんでしたが、あの強い甘さとほんの少しのクセは、ブルガリア産のダマスクローズではないかしら?なんて思いました。
モロッコ産やフランス産では、あの、とろっとしたような甘さにはならないのでは。

そして初体験のヘッドスペースガス法も試しました。
軽くて、鈴の音のような香りだ、と感じました。溶媒抽出法とは全然違う。。

生きたままのお花から香りを取れる、ということはどんなものからも香りが取れるってことだなあと思いました。
映画「パフューム」で主人公グルヌイユは朝の気持ちのいい空気の匂いや、鉄の鍵の匂い、石の匂い、この世のありとあらゆる匂いを取り出したい、と熱望し、そんなことはできないと知って、絶望の淵に落ちるのですが、今はそれが可能になったのだな、と思いました。

もしかしたら、この技術によって、香りの世界が大きく変わるのだろうか、なんてことも思っています。
posted by kanaliyahouse at 08:57| Comment(12) | TrackBack(1) | アロマセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんな装置初めて見ました。これを私にかぶせたらオヤジ臭の脱臭ができないかな〜!
Posted by げら at 2007年04月15日 11:58
あ、「花展」。いいな。私も行きたかったんです。
期間が長いので、展示される花も変わっていくんですよね。
香りの展示(?)もあるとは以外でした。
是非是非行ってこなければ…。
Posted by paprika at 2007年04月15日 14:29
私も行ったんですよ〜隣の科学館でしたが・・・
花展にはたくさんの人が入っていきましたが
セレブリーナにはまだまだ無理ですので・・
科学の体験で喜んでる方が似合っておりますわ。

先日は遅くまで
また遠くまでありがとうございました。
今度は大阪でお会いしましょう〜♪
Posted by yokohana at 2007年04月15日 15:00
へぇ〜
すごいですね〜!!
科学の力って!
生きたまま香りを抽出って今までの香りとどう違うんですか?
どちらが本物の香りに近いですか?
どちらの香りが持続性が高いんだろう〜?
なんか気になります。
私、バラの香りが大好きなんですよね〜
つけてないけど。。。
Posted by nakamama at 2007年04月15日 23:11
♪げらさん、コメントありがとうございます。

私もはじめて見ました。
未来って感じですよね〜かっこいい〜☆

私が思うに、げらさんはきっと、年輪を重ねた男性の、素敵な匂いがする方だと思います。
加齢臭って、悲しい言葉ですけど、中にはほんと、若造には真似できない素敵な香りのおじさま、いますもの。
Posted by kanaliya at 2007年04月16日 18:56
♪paprikaさん、コメントありがとうございます。

花展は撮影オッケーなゾーンもあって、好印象でした。おとついは「青いケシ」は咲いてなくて、見られませんでした。青い薔薇もしおれてて、なんじゃこれは、状態でしたし。。

生きてるお花を展示するって大変なんだなあと思いました。そういうのも含めて、いい展示でした。
Posted by kanaliya at 2007年04月16日 19:00
♪yokohanaさん、コメントありがとうございます。

お疲れ様でした〜
そして、やっぱりyokohanaさんは素敵だな〜と思いましたことです。

またお会いしましょうね。
ブログをはじめて、yokohanaさんとお知り合いになれて、ほんとによかったなあと思います。

花展は確かにセレブリーナは楽しめなかったかも。
科学館ってことは、360度がスクリーンのシアターに入りました?
あの、愛地球博の映像のとこ。
恐竜の骨とかが私の上を通り過ぎていったりして、ものすごく興奮しましたですよ。
Posted by kanaliya at 2007年04月16日 19:04
♪nakamamaさん、コメントありがとうございます。

本物に近いのは生きたお花の香りでした。
きっと花によっても違うと思うのですけど、薔薇の場合はそうでした。

持続性は従来の溶媒抽出法で取ったものの方が長いのじゃないでしょうか。ヘッドスペースガス法の方はふわっとした香り。つまりトップノート主体の柔らかな香りでした。
溶媒抽出法の方はミドル。

そして、ヘッドスペースガス法のは、ケミカルで作った薔薇の匂いと似ていました。っていうか、ケミカルで作るときに、似せたのでしょうが。

いずれにせよ、きっと香りの世界は変わると思います。サンプルを用意できるということは、ヘッドスペースガス法も方法としてきちんと確立し、安定している、ということだと思いますので。
Posted by kanaliya at 2007年04月16日 19:12
スクリーンシアターは残念ながら時間がなくて行けなかったんです。
ちょうど始る時間でどうぞ〜と案内してくれたんですが・・・・

って・・・なにが素敵なんでしょうか?照れるやないの!!!
おーーーー心配せんでも次回から我が家を宿泊地としてOKよ!
髪がピンクや紫の七色の乙女も来ることでしょう。
また飲みましょうね。
ほんで、コップクンカーです〜♪
Posted by yokohana at 2007年04月18日 21:51
♪yokohanaさん、コメントありがとうございます。

まあ、そうだったのですか〜
でもきっと、次の機会にご兄弟そろってみられるように、神様が計らってくださったのかもしれませんね。

うふふ、またお会いしましょうね☆
そのときは是非、お泊まりさせてください〜
私は夜弱いので、寝ちゃうと思いますが〜

コップンマーカ!
Posted by kanaliya at 2007年04月19日 20:51
カナリヤさん

花展行きました。私もヘッドスペース法にはびっくりしました。この方法が一般的になればもっともナチュラルな香りを体験できますよね。

ところで「パヒューム」に登場したのは溶剤抽出法ではなく、「冷侵法」という花びらを動物の油脂に吸着させ抽出する方法で現在では、その労働力などの問題からすたれてしまった方法です。
溶剤抽出法は現在ジャスミンやバラ、ネロリなどの抽出に水蒸気蒸留法とともに一般的に行なわれています。
Posted by エコさん at 2007年04月27日 15:17
♪エコさんさん、コメントありがとうございます。

確かに、字幕で「冷浸法」とありましたね。
溶剤抽出法で使われる石油エーテルやヘキサンは「パフューム」の時代にはまだ、発見されてなかったはずですから、溶剤抽出法ではないはずです。

>この方法が一般的になればもっともナチュラルな香りを体験できますよね。

私はナチュラルな香り=生きてる花の香り
とは、少し違う意見を持っています。

エコさんならご存知だと思いますが、ビオスチムリン(あれ?ビオスチムニンでしたっけ?)の存在です。
今まで完全に証明することはできなかったビオスチムリンの存在が、ヘッドスペースガス法によって証明可能になったということ。それが、私の思う、新しい香りの世界です。
Posted by kanaliya at 2007年04月27日 22:06
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